ABC検診(胃がんリスク)とは?結果・基準値(ピロリ抗体・ペプシノーゲン)の見方と検査料金

こんにちは!

自治体や会社で、ABC検診(胃がんリスク検診)を受けられる方も多いのではないでしょうか?

しかし、馴染みのない言葉や用語で

検査結果をもらっても、さっぱり分からないという方もいらっしゃると思います。

そんな方に、ABC検診について分かりやすく解説したいと思います。

結果、基準値(ピロリ抗体・ペプシノーゲン)の見方や検査料金についてしっかり理解して、今後の健康に活かしましょう!

 

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ABC検診とは

別名・胃がんリスク検診といいます。

その名のとおり、胃がんにかかる危険がどのくらい高いのかを調べています。

 

日本の死亡原因の比率を見てみると、1位はガン(悪性新生物)です。

そのガンのうち、

最も多いのは気管・気管支・肺、

次いで多いのが胃がんと統計データがあります。

胃がんを予防、早期発見することは、健康で長生きするためには

重要な要素であることがわかりますね。

 

胃がんになった有名人


宮迫博之さん


逸見政孝さん

 

 

検診と健診の違い

よく間違われやすい言葉のひとつです。

  • 検診 → 特定の病気であるかどうかを指しています。
  • 健診 → 健康診査の略ですので、健康状態、全身の総合的な検査をさしています。

 

ABC検診は胃がんという特定の病気を調べているので、『検診』になります。

 

この方々のように、医療従事者でない方には、とっつきにくいもの。

ABC検診について、わかりやすく解説しますので、ひとつずつ見ていきましょう。

 

ABC検診の内容

 

胃かいようや十二指腸かいようの主な原因と考えらているのが

 

  • ヘリコバクターピロリ菌の存在
  • 胃粘膜の萎縮

 

この2つを調べ、その結果の組み合わせで

A・B・C(D)群に分類しています。

この分類から、胃の状態に合わせた検診の間隔を設定、効率的に検診を行います。

 

危険度を調べているので、結果が悪かったからといって胃がんと断定されるわけではありません。

胃がんかどうかは精密検査を別に受ける必要があります。

 

ABCというネーミング

検査結果をA・B・Cというグループに分類することから

その名前がついているようです。

実際にはDやEというグループもあります。

 

ABC検診は何をするの?

ABC検診で行うのは採血です。

血液を1本分(約8cc)採るだけで2つの検査を受けることが出来ます。

他の検査や、診察が予定されている場合はさらに何本か採血することもあります。

 

 

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ABC検診で受けることが出来る検査

 

ヘリコバクターピロリ抗体検査

 

血液の中にヘリコバクターピロリ菌に対する抗体を持っているかどうかを調べています。

ヘリコバクターピロリ菌は数十年間、胃の中に住み続けるといわれています。

体内にヘリコバクターピロリ菌が存在すると、

体がそれに対抗するヘリコバクターピロリ抗体を産生します。この抗体の存在を証明しているのです。

 

●ヘリコバクターピロリ抗体陰性(無い):ピロリ菌は体内にいない可能性が高い

●ヘリコバクターピロリ抗体陽性(ある):ピロリ菌が体内にいる可能性、または過去にいた可能性が高い

 

※過去に存在し、今はいなくても抗体だけが残っていることはあります

 

 

血中ペプシノーゲン検査

 

胃の粘膜の萎縮が起こると、ペプシノーゲンという物質が分泌されます。

萎縮が強ければ強いほど、ペプシノーゲン量は多くなり、ガン細胞が発生しやすいといわれています。

つまり胃粘膜の萎縮は胃がんの前兆という見方も出来るということです。

 

ペプシノーゲンにはⅠとⅡがあります。

 

●ペプシノーゲンⅠ:胃の底にある胃底腺から分泌される

●ペプシノーゲンⅡ:胃の出口(幽門腺)に存在する

 

 

結果の基準値・見方

検診の結果で将来の危険度が約束されるわけではありません。

 

 

A群:ピロリ抗体(-), ペプシノーゲン(-)

ピロリ菌の存在は否定され、胃の粘膜の萎縮も認めないという意味です。

いまのところ、胃の病気になる可能性は低いと考えられます。

 

B群:ピロリ抗体(+), ペプシノーゲン(-)

ピロリ菌が存在する可能性があります。

内視鏡検査などの精密検査を勧められるでしょう。ピロリ菌の存在が証明されれば、

除菌治療を開始することで、胃の病気の可能性を軽減できます。

 

C群:ピロリ抗体(+), ペプシノーゲン(+)

ピロリ菌が存在する可能性、胃粘膜の萎縮もあります。

胃粘膜が弱っており胃がんになりやすいタイプですので、

定期的な内視鏡検査をお勧めします。

ピロリ菌については存在するなら除菌治療が必要です。

 

D群:ピロリ抗体(-), ペプシノーゲン(+)

ピロリ菌はいませんが、胃粘膜が弱っています。

胃がんなどのリスクがあるので、専門医に内視鏡検査などを相談するのが良いです。

 

ABC分類に適さない方

  • ピロリ菌除菌治療を受けた方(結果に関わらずE群)
  • 明らかな上部消化器疾患のある方
  • プロトポンプ阻害剤服用中の方
  • 胃切除された方
  • 腎不全の方

 

参考までに

  • ヘリコバクターピロリ抗体の陽性(+)の基準:10.0U/ml以上
  • ペプシノーゲンの陽性(+)の基準:ペプシノーゲンⅠが70.0ng/ml以下かつペプシノーゲンⅠ/Ⅱ比が3.0以下

 

 

 

検査料金

料金はさまざまです。

 

お住まいの自治体やお勤めの会社が、検診事業として実施している場合は

、それに参加するのが一番経済的です。

最近では実施している自治体もかなり増えてきました。

 

自治体によりますが、無償又は免除、数百円程度で受けられます。

 

病院などが独自に行っていることもありますが、

保険適用されないため、数千円程度の料金を請求されるでしょう。

 

 

検査結果が判明したら

 

実施元から連絡が来ましたら、結果に応じた対応が必要です。

 

  • A群の方・・・今回は特に問題ありません。今後も定期的に検診を受けるようにしましょう。
  • A群以外の方・・・お住まいの地域の専門医に相談しましょう。その際は検診結果やお薬手帳などを持参しましょう。

 

 


 

 

さいごに

一年に一回の検査ですので、なかなかどんな検査か覚えられないもの。

検査結果をもらったら、この記事へアクセスして、自分自身の結果と照らし合わせてくださいね!

大事なのは自己診断しないこと、気になること、不安なことがあったら、お近くの専門医へ相談しましょうね!

 

 

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